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極東にある小さな王政国家【 倭国(わくに) 】は乱れに乱れていた。王が病床に伏せて以来、王の命令はすべて国務大臣である坂崎を通して下々に伝えられている。国が傾き始めたのもまさにその頃。まったく民の前に姿を現さない王をいぶかしみ、坂崎の乱心を疑う者もいた。王立病院に務める看護婦・白嶺かぐやはハードワークに追われる毎日。かぐやはある時、恋人の兵士、幸村からウワサを耳にする。それは王宮の地下深くに王が幽閉されているというもの。偶然にも王が病床に伏せる直前、王のうわごとを耳にした幸村。「 時告(ときつげ)の鵺(ぬえ)が西の空に飛び立つ時…光は蘇らん 」その言葉に驚きを隠せないかぐや。それは亡くなった育ての父・白嶺拓馬の最後の言葉とまったく同じだったのだ。家の地下室を開いたかぐやを待っていたものは…一着のコスチューム。王の継承者が20歳の誕生日に着るという儀礼上の衣装。仮面をかぶるのは、自分という存在を押し殺してでも国民に誠意を尽くすという真宮家の教えなのだった。その日から夜な夜なそのコスチュームに身を包み、乱れた街の治安を守り始めるかぐや。民衆の支持が謎の義賊に傾き、坂崎が苛立ちの矛先を向けるのは趣味である【 公開処刑 】。下賤なる市民が惨めに死んでゆくのを見るのが自分の優越感を満足させる手段なのである。坂崎はレヴィナスを捕え、公開処刑にかけようと画策する。幽閉されている王を救出するために王宮に潜入し坂崎と対峙するレヴィナス。坂崎直属の忍者組織【 影 】の衛兵を次々と倒すがレヴィナスの正体を知らない恋人、幸村の手に掛り敵の手に落ちてしまう。広場にいるのは数万人という国民。ボロボロのかぐや。さらなる恥ずかしめを与えようとコロシアムの闘士にかぐやを犯させる坂崎。巨大なイチモツがけがれを知らないかぐやの陰部を突き破る。一般市民の前で中出しされ満身創痍のかぐや。果たしてレヴィナスは民衆の自由と平和を取り戻す事が出来るのか![HAPPY END]
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