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エスカレーター式で幼稚舎から大学までの一貫教育を受けることが出来る名門学園 『桜華学園』。 主人公・葛原亮太郎は、そこに常勤カウンセラーとして勤めている。 理事長の肝入りで学園に潜入した彼は、問題生徒への対応やいじめ問題に悩む生徒の窓口、受験のストレスに悩まされる生徒の良き相談相手、また教員のケアなども幅広く行っている──表向きは。 彼に与えられた真の業務は、学園に通う少女たちを催眠奴隷として育成することだ。 そして育て上げた少女に、学園へ大口の寄付を行っているVIPへの接待をさせること。 それが ‘催眠調教師’ 葛原亮太郎の裏業務――本当の顔だ。 そして春。 新たな出会いと別れの季節を迎えた亮太郎は、カウンセリングルームから窓の外を眺めていた。 新学期への期待に、小さな胸を膨らませながら道行く少女たちを見下ろし、邪に微笑みながら。 ――得意の催眠術を駆使して、今年はどんな奴隷を育成してやろうか? 期待で胸と股間をこれでもかと膨らませる亮太郎の、その目に留まったのは、二匹の可憐なサナギだった。 今か今かと羽化を待つ、穢れを知らぬ肉体に、亮太郎は舌なめずりしながら視線を這わせていた。
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